数学vs物理学。

容疑者Xの献身

第134回直木賞受賞作。
探偵ガリレオ (文春文庫)、予知夢 (文春文庫)了読済。
話題の時期も大分前になったのでやっと読めました。


博士の愛した数式 (新潮文庫)も同じ感じですが、
「数学」「物理学」と単語で言われると小難しく感じる部分を
わかり易く説明っぽくなくエピソードに取り入れていて
非常に楽しく読めました。
タイトル通りの愛情の話は勿論、数学者と物理学者の考え方の違いや
お互いを知っているからこその心理戦などは面白かったです。
人は見た目じゃない、なんて使い古された言葉ですが、
見た目どおりの性格に見た目どおりじゃない愛情の深さがあって
こういう結末になったのだなぁと思いました。


手紙 (文春文庫)も少し前に読みましたが、
彼らのその後がそんなのだったらと思うとかなり切なくなります・・。




追記。
秋始まりの月９でこのシリーズのドラマ化が決まったようです。
親友刑事の草薙はかなり設定変わったみたいです。
湯川助教授はミッチーがよかったなぁ・・・。