太陽光。

見てきました。
家族それぞれが問題を抱えている中、7歳の少女オリーブが美少女コンテストの地区予選で繰り上げ優勝。
一家総出で決勝会場に車一台で向かうことになったけど・・・という内容。
以下ネタバレ反転。
脚本がうまい。
喋らない息子のフォローはよく喋る父がし、
ステマティックにしかものを考えない父のフォローは文学研究者の叔父がする
といった具合に押し付けがましくなくキャラクターのバランスが良い。
祖父も、突飛なことを言っているようで実は一番家族思いだったり。
兄や祖父に関しては、ちょっと突然過ぎてかわいそうと思いました。
が、視力検査の紙やポルノ雑誌など小道具の使い方も良かったです。
個人的にはポルノ雑誌よりヘロインが見つかるんじゃないかとドキドキしました。
画像にも使われている走るシーン、とてもグっときました。


それぞれが信じている成功論や優勝や思想・プライドがあるけど、本当はもっと信じるべきものがあるのだと気付かせてくれる映画です。
勝ちにこだわってスカしてるよりも粋に負けよう!という感じでした。

帰りにメゾン・ド・ヒミコ 通常版 [DVD]グッバイ、レーニン! [DVD]を借りて来ました。
次は水曜にさくらんを見ようかな。