バーリ暮らしのスパゲッティ。

テレビやらmixiやらtwitterやらで早々にネタバレしてしまう人がいっぱいいて悔しいので行ってきました。
やー、タイトル通り「暮らし」に重きを置いてるアリエッティはすごく楽しめました。
全体的に哀愁漂うお話なので、一人でこっそり観るのがいいかもなぁと思いました。
以下大変激しくネタバレ。
「人間に見られてはいけない」
という割に超あっさりとしょっぱなに見つかる、
「怖がらないで」
というお前が一番怖い、
その対物比でその洗濯バサミはないだろう、
というのにツッコミ入れつつ、細かい暮らしぶりに超ワクワクしました。


採光の為にあるワイン瓶や貯水樽代わりに灰皿、洗濯紐のリールがボビンなどなど、よく見ると人間が使った物ばかり。
初めて台所に出た時の音が今までのジブリにはない演出ですごくよかったです。
台所でアリエッティがうろうろしていると、ちびロボ!そっくりで頭の中で効果音がなったりしました…。
(たぶん大きさも同じくらい?)
借り暮らしのアリエッティに対して狩り暮らしをしているスピラーとか、
翔が秘密の花園を読んでたりとか、
大騒動してる間のお父さんは?とか
歳をとって出来た子だからアリエッティは一人っ子なのかな?とか
(キキと1歳しか違わないのに親の見た目に差があるような)
一人っ子だから女の子だけど借りをするのかな?とか
想像の余白が本当にたくさんあって、けっこうニヤニヤしてました。


最近のジブリ作品に比べると壮大さや華やかさはないものの、得意な自然景が浮くことなく存分に生かされていて、説教くさくもなくて、ここ十年のジブリの中では一番好きです。


できれば次は、脚本も別の人がいいなぁと思いました。