サムタイム。

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(2枚組) [DVD]

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(2枚組) [DVD]

先日テレビでやっていて。
連ドラがイマイチだったので期待せずに流し見してたら、最後までがっつり見てしまいました。
めっさ面白いしー。
この二人が親子、っていうのが、もう、何か、色々凄かった…。
オダギリジョーはあくまでオダギリジョーらしく、劇中でもずっと彼以外には着こなせなさそうな色使いの衣装で。
オカンも地味そうに見えてとってもおしゃれ、だけど映画自体はとても淡々と進みます。
そのバランスがすごく良かったです。

東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~

東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~

そんな訳で本も読みました。


小説とエッセイのあいのこの様な本でした。
リリーさん目線なので、オカンのことをあれこれ語ってはいてもオトンとオカンのアレソレはあんまり詳しく描かれてません。
聞いた話(も時々はありますが)ではなく、自分に起きたこと中心で語られる小説。
その部分も素敵だなぁと思いました。


たまに会うオトンの為にお化粧してみたり、離婚届を書いても出さなかったり、そんな大人の暗い事情は息子に伝えなかったり。
とってもいじらしいオカン。
映画ではしょられてた部分を補完しつつ、子供時代多目な感じです。
「息子はオカンが居なくなって成長する」
みたいな文章が印象的でした。
本当に、男性にとっての母親ってこんな感じなんだろうなぁ。
というか、リリーさん本当に結婚しなさそう。


次に読もうと思って借りてきた本格小説(上) (新潮文庫)が、下巻でした。
ショック…。