今日の本。

愚行録

愚行録

タイトルの通り、愚行の記録。


一家4人惨殺事件を被害者の知人友人に取材するルポライターの視点で描いています。
本人ではなく周りの視点からキャラクターを炙り出すのは同じく貫井徳郎さんのプリズム (創元推理文庫)と似てると思いました。
ネグレクトって単純に子供に興味がないから起こるのかと思ってたのですが
これを読んで考え方変わりました。
逆に、子供の世話をきちんとしていても全く心がない精神的なネグレクトも居そう(そういうのは単純に母性がないって言うんでしょうけども)。


ちびちび本を読んでますが、バラバラなピースが最後には一つの絵になる様な感動は貫井徳郎さんが一番です。